皆さん、おはようございます。今日の安全朝礼を始めます。
今日は皆さんに、最近発生した
床下の断熱材スプレー作業中の事故についてお話しします。作業員が床下で断熱材スプレーを吹き付けていたところ、スプレーのガスを吸い込んでしまい、中毒になったという事例です 。この方は気分が悪くなり、息苦しさを感じて病院に運ばれました 。幸いにも大事には至りませんでしたが、急性薬物中毒と診断され、入院することになったそうです 。
今回の事故の原因はいくつか考えられます:
- 保護具の未着用: 被災者は防毒マスク、手袋、ゴーグルを一切使っていませんでした 。
- 換気の不足: 床下の作業で十分な換気が確保されていませんでした 。
- リスクアセスメントの未実施: 使用するスプレーのSDS(安全データシート)を入手し、リスクアセスメントを行っていませんでした 。
こうした事故を防ぐために、私たちは以下の対策を徹底する必要があります:
- 作業を始める前に、必ず使用する資材のSDSを入手して含まれる有害物質を確認し、リスクアセスメントを実施してから、決定した必要な保護具の着用など確実に実施しましょう 。
- スプレー作業を行う際は、必ず適切な換気を確保してください 。
- 換気が難しい場所で作業をする場合は、送気マスクなどの呼吸用保護具を必ず着用してください 。
安全はすべてに優先します。一人ひとりが危険を認識し、正しい対策をとることで、皆で安全な職場を作っていきましょう 。
以上で今日の安全朝礼を終わります。今日も一日、ご安全に!
引用・参考文献
○ 厚生労働省「職場のあんぜんサイト」労働災害事例:断熱材スプレーを床下の裏側に吹き付ける作業をしていたところ、スプレーのガスの吸引による中毒