建設現場の安全衛生スピーチ 18

アンゼンアンシン

皆さん、おはようございます。今日も一日、安全に作業を進めていきましょう。

さて、今日は皆さんに、高所作業の危険性についてお話ししたいと思います。以前、移動式クレーンに吊るしたゴンドラで、木の枝打ち作業をしていた作業員が、バランスを崩して地上に転落し、亡くなってしまうという事故がありました

この事故が起きた原因は主に2つあります。まず、クレーンの腕を収納する際に、ゴンドラを水平に保つ機能が無効になっていたため、ゴンドラが大きく揺れてしまったことです 。もう一つは、作業員が安全帯を装着していたにもかかわらず、フックをかけていなかったことです

この事故から学べる教訓は、高所作業では、安全対策を徹底しなければならないということです。

  • このような作業は高所作業車で計画しましょう。
  • 作業を始める前には、使用する機材が正しく機能するか、必ず確認しましょう。
  • 安全帯は、ただ身につけるだけでなく、フックをしっかりと掛けて使いましょう 。

作業に慣れてくると、「これくらい大丈夫だろう」と安易に考えてしまいがちです。しかし、少しの不注意が、取り返しのつかない事故につながります。私たち全員が、基本を忘れずに、一つひとつの作業を丁寧に行うことが大切です。

今日も一日、緊張感を持って、安全第一で作業に取り組んでください。ご安全に!

引用・参考文献

○ 厚生労働省「職場のあんぜんサイト」労働災害事例:被災者が、移動式クレーンに取り付けた搭乗設備に乗り、高所の枝打ち作業中に、搭乗設備から墜落し死亡した