建設現場の安全衛生スピーチ 24

アンゼンアンシン

おはようございます。今日も一日、安全に作業を進めましょう。

さて、今日は皆さんにスプレーガンを使った塗装作業での労働災害事例について共有したいと思います。先日、とある現場で建材サンプルの塗装作業をしていた2名の作業員が、肺の炎症を起こして休業するという事故が発生しました。彼らは簡易的な塗装ブースを設置して作業をしていましたが、徐々に喉の違和感や咳が出始めたにもかかわらず、作業を続けてしまったそうです 。

この事故の主な原因は、適切な呼吸用保護具を着用していなかったことと、換気が不十分だったことです 。また、使用した塗料の安全データシート(SDS)の内容を確認していなかったことも問題でした。さらに、作業者は塗料の危険性を十分に認識していませんでした 。

私たちはこのような事故を防ぐために、次の3つの対策を徹底しなければなりません。


スプレーガンを使った塗装作業における対策

  1. 呼吸用保護具の着用を徹底してください。作業中は必ず防毒マスクなどを正しく着用しましょう 。
  2. 換気を確保してください。塗装作業を行う際は、全体換気装置を使うなどして、作業場の通風を良くすることが重要です 。
  3. 作業前に危険性を確認してください。使用する塗料のSDSを必ず確認し、リスクアセスメントと安全衛生教育を徹底して行いましょう 。

作業中に少しでも体調に異変を感じたら、決して無理をせず、すぐに作業を中断して報告してください。自分自身の安全を守るため、そして仲間を危険にさらさないためにも、安全意識を高く持って作業に取り組みましょう。今日も一日、ご安全に!

引用・参考文献

○ 厚生労働省「職場のあんぜんサイト」労働災害事例:スプレーガンを用いた吹き付け塗装作業による肺の炎症