建設現場の安全衛生スピーチ 23

化学物質

皆さん、おはようございます。今日も一日、安全に作業を進めていきましょう。

さて、先日、冷媒配管の撤去作業中に、残留していたフロンガスが漏洩して作業員の方が中毒になる災害事例がありました 。冷媒配管は空調機から取り外されていましたが、切断部分より先が閉止されていたため、内部にガスが残ったままになっていたんです 。この作業員の方はマスクなどの保護具を着用していませんでした

こうした事故を防ぐために、いくつか大切なことをお話しします。

事前確認と手順の徹底

まず、作業を始める前に、必ず配管の内部にフロンガスが残っていないかを確認する習慣をつけましょう 。もしガスが残っている可能性がある場合は、適切な手順で放出作業を行うようにしてください。今回は、作業手順書が不十分だったことも事故の一因でした 。現場で作業を行う際は、手順書に沿って正しく進めることが非常に重要です

保護具の着用とガスへの理解

次に、フロンガスは目に見えませんが、中毒を引き起こす危険な物質であることを忘れないでください 。作業内容に応じて、必ず適切な保護具を着用するようにしましょう 。また、フロンガスが漏洩してしまった場合の緊急時対応についても、事前に確認しておくことが大切です

全員で安全に対する意識を高め、危険を未然に防ぐことが何よりも大切です。今日も一日、ご安全に!

引用・参考文献

○ 厚生労働省「職場のあんぜんサイト」労働災害事例:配管切断時の残留クロロジフルオロメタン漏洩による中毒