定年を控えた不安と新たな挑戦への決意
定年まであと3年を切った6月、突然の原因不明の発熱で入院することになりました。毎日続く検査とその結果待ちの日々。ベッドに横たわりながら、年齢と向き合わざるを得ませんでした。「もう若くはない」という現実が心に重くのしかかり、将来への不安が募るばかりでした。
幸いにも、検査結果が安定し、熱も下がったため退院することができました。原因は結局わからずじまいでしたが、入院生活を通して「人生は何が起こるかわからない」と強く実感しました。これを機に、これからの人生をしっかり考え、準備を進める決意を固めました。
社会保険労務士としての挑戦を決意
高額な医療費がかかりましたが、思いのほか還付金を受け取ることができました。このお金を有意義に使うために、定年後に社会保険労務士として開業するという選択肢を検討することにしました。
公務員として中途半端に昇進した立場では、再就職に関する規制があり、定年後の職探しは自由にできません。「定年が近い」とすら公言できず、さらに失業保険も受け取れない状況です。定年延長を希望すれば、限られた定員枠を奪い、若い世代の採用を妨げることにもなりかねません。こうした状況の中で「自分さえ良ければ」という考えは持ちたくないと思っています。
そこで、不安な気持ちを抱えながらも、自分の手で未来を切り開くため、社会保険労務士としての開業を目指すことにしました。
登録と準備の開始
幸い、社会保険労務士試験には以前合格していたため、すぐに「その他」の区分で社会保険労務士会に登録することができました。申し込みはスムーズに進み、令和5年11月1日付で正式に登録されました。この日を皮切りに、開業準備を本格的に始めることにしました。
目標と未来への展望
目指すのは、定年後の令和8年4月1日に社会保険労務士事務所を開業することです。金銭的な利益よりも、これまで培った知識と経験を活かし、社会に貢献することを重視しています。具体的には、労働問題に関する相談対応や、中小企業の労災防止活動支援などを通じて、労使が生き生きと働ける環境づくりに貢献したいと考えています。
将来的には、志を共にする仲間を増やし、労働災害の撲滅を目指す公益社団法人を設立することが夢です。持続可能な活動組織を築き、社会に広く役立つ取り組みを実現したいと願っています。
開業は選択肢の一つとして
ただし、開業しても生活が楽になるわけではありません。そのため、開業をあくまで選択肢の一つとして準備しつつ、退職後に雇用してくれる場所があれば感謝して働くつもりです。状況に応じて柔軟に対応しながら、これからの人生を歩んでいこうと思います。